先輩に愛されすぎて。
…しまった。笑われた…やらかしたよ!!


「あ、の…」


「あ〜…ごめん…つい。
で、誰かな?」


「え、えっと」


自己紹介をしようとしたら遮られた。


「ほら、ここおいで。」


「え?」


一瞬、幻覚か何かかと思った。


だって、彼が言う"ここ"と言うのはソファで。


しかも彼の横。


「…」


「ほーら、おいで。
名前言ってくれるんでしょ?」


自分の横をポンポンと叩き、まるで


"早く"とでも、言うように急かされる。


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