先輩に愛されすぎて。
「ただ…いま…」


ハァハァと息を切らせながら家に帰った。


「おかえり〜、どうしたのよ。
そんなに息きれて。」


「ちょっと…」


「ふーん?変ねぇ…」


さっさと着替えなさいよ〜、とお母さんは


言う。


「うん。」


部屋着に着替えてソファに座る。


「ねぇ…お母さん」


1人で抱え込んだら、辛いしお母さんには


相談しよう。


「どうしたの?」


「うーん…いいや、ごめん」


やっぱりやめた。


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