先輩に愛されすぎて。
まだ話し続ける真美の話なんて耳に入って


こない。


祐さん達が真美と朝会って…


そこまででは何も思わない。


むしろ普通だ。朝会うなんて。


だけど、祐さんが真美だけに挨拶…?


胸にモヤモヤが走る。


なにこの気持ち…。


「ーーでね!って桃香?聞いてる?」


真美がまた私に話しかける。


「え?あ、うん…。」


「俊先輩はさぁ、不思議そうな顔で見てた
んだけど祐先輩がカッコ良すぎて!」


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