先輩に愛されすぎて。
私に頭を下げた。


「え、あ、…」


どうしよう…なんて言えば。


「あのさ、次この子に手出したらどうなるか
わかってる?」


私の返事より先にその子に祐さんは言った。


「たとえ、女だとしても容赦しねぇよ」


「ちょ…祐。お前言い過、「桃香を傷つけた
奴は俺が許さねぇから」


俊さんが止めようとするけどそれすら無駄で。


「ごめんなさい!」


真剣に謝る女の子は本当に反省している様子。

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