先輩に愛されすぎて。
「あ、桃香ちゃんの友達の…」


「真美です!分かりました!」


真美の嬉しそうな声が聞こえた。


だけど、何故か視界が歪んでよく見えない。


あれ…?


「桃香?どうした、ボーッとしてるけど」


「なんか…怠くて…っ」


祐さんの服をちょこんと握る。


「え?」


「祐さ…ん…。」


「桃香、熱あるでしょ?体熱いよ」


「無いです…」


なんか、怠いけど…熱なんて…


「ちょっとごめんね?」


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