先輩に愛されすぎて。
「キャーーーーーーーーー!?」


「えーーーー!!」


「お、お姫様抱っこ!!
うそーーー!」


今までとは比べ物にならない位の悲鳴。


私の体は、ヒョイっと祐さんに抱き上げられ…


「…え…」


「ブレザー、膝にかけるよ」


俊さんのブレザーはまるでブランケットの様に


膝に掛けられる。


あぁ…そういう事か…


私、スカートだからお姫様抱っこされたら…


今、気づいた祐さんの気遣いに胸がキュンと


なる。

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