いつか君を振り向かせられたなら
お昼の時間






「今日響いいことでもあった〜?なんかずっとにやにやしてるよ〜」






美波がそう話を切り出した







「そーいえば今日矢野が響のこと起こしてたわよね?それが原因なのかしら?」






「えっ!そういうことー!?矢野なかなか女子に話しかけないし珍しいなとも思ったんだよね〜。なんで矢野は響には声かけるんだろ?」







2人が一気に質問攻めを始めるので頭がごっちゃになる







少ししてから私も話を始める







「私も話しかけられた時最初はびっくりした!だけどびっくりと言うよりも嬉しいの方が気持ちが大きいんだ」







そう言うと夢と美波が顔を見合わせた







「ん?どうしたの?」







「響、私は結構前から思ってたのだけどね…響は矢野に結構惹かれてるわよね?」







「え!?引かれてるの?私矢野に引かれちゃってるのかな!?」







「いやいやいや!なんか勘違いしてるわ!心が惹かれるとかの惹かれるよ!」







「確かに響矢野に惹かれてる気がする〜!」






2人にそう言われて私の胸は余計にドキドキし始める
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