いつか君を振り向かせられたなら
「助けてくださーい!!!」
そう呼んでも声が上に届いているか分からない
叫んでも一向に見つけてもらいそうにない
そう思ったら視界がぼやけてきた
頬に冷たいものが流れている
「うそっ!私泣いてる!?最近はほとんど泣いてなかったのにっ・・・どうしよう・・・涙が止まらない・・・」
気づけば絶え間なく目から涙が流れ頬伝う
しかし泣いても誰も見つけてくれない
今頃夢と美波達は私の事探してくれてるのかな
迷惑かけちゃったな
私このまま誰にも見つけられず死ぬのかな
「助けてよ…なんでこんな悪いことが起きるのよ…」
今にも消え入りそうな声でそう呟いても森の中へ消えていく
そして最悪なことにポツリ、またポツリと雨が降ってきた
最初は弱かった雨も次第に本降りになっていきジャージを湿らせていく
湿ったところから冷えて体温を奪っていく
寒い・・・
寒くてだんだん何も考えられなくなっていく
「坂井!」
ああ・・・ついに私幻聴まで聞こえちゃってるよ
「坂井!」
聞いたことある声だな・・・落ち着いて低くて大好きな声・・・
「坂井!いるんだったら返事しろ!」
足音も聞こえてくる
もしかして幻聴じゃない!?
びっくりしてもう動けないと思っていたのにすくっと顔を上げてあたりを見回す
そして木々の間からこちらへ向かってくる人影が見えた
そう呼んでも声が上に届いているか分からない
叫んでも一向に見つけてもらいそうにない
そう思ったら視界がぼやけてきた
頬に冷たいものが流れている
「うそっ!私泣いてる!?最近はほとんど泣いてなかったのにっ・・・どうしよう・・・涙が止まらない・・・」
気づけば絶え間なく目から涙が流れ頬伝う
しかし泣いても誰も見つけてくれない
今頃夢と美波達は私の事探してくれてるのかな
迷惑かけちゃったな
私このまま誰にも見つけられず死ぬのかな
「助けてよ…なんでこんな悪いことが起きるのよ…」
今にも消え入りそうな声でそう呟いても森の中へ消えていく
そして最悪なことにポツリ、またポツリと雨が降ってきた
最初は弱かった雨も次第に本降りになっていきジャージを湿らせていく
湿ったところから冷えて体温を奪っていく
寒い・・・
寒くてだんだん何も考えられなくなっていく
「坂井!」
ああ・・・ついに私幻聴まで聞こえちゃってるよ
「坂井!」
聞いたことある声だな・・・落ち着いて低くて大好きな声・・・
「坂井!いるんだったら返事しろ!」
足音も聞こえてくる
もしかして幻聴じゃない!?
びっくりしてもう動けないと思っていたのにすくっと顔を上げてあたりを見回す
そして木々の間からこちらへ向かってくる人影が見えた