いつか君を振り向かせられたなら
私が矢野のことを調べるようになったのは高1の2月から






まだコートが必要な時期だが外にいても耐えられない寒さではなかったある日






歌が大好きな私は雨の中河川敷の橋の下で歌っていた






雨の日は雨の音で声がかき消されるから周りに聞かれる心配もない







気持ちよく大声で大好きな歌を歌っていた






しかし雨も弱まってきて自分の声が大きく響くようになってしまったため歌うのをやめて帰ろうとした時







「〜♪」






どこからか音が聞こえてきた
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