いつか君を振り向かせられたなら
「もしかして…」





夢が何かを思いついたようにハッとして美波に耳打ちをした





「確かに響の事だしその可能性もあるね〜ちょっと聞いてみるかー!」






「そうしましょ!」





そう言って2人はまたごにょごにょと私に聞こえないように話し出した






完全に蚊帳の外になってしまった私はポツーンと一人でお菓子を食べるはめになる






少しの間一人でいると






「はいOK!さぁさ響!このチェックシートに答えてみて!」






渡されたのは即興で作った感満載のとても適当なチェックシートだった





う、めんどくさい。そう思って返そうとすると






「そうやってあからさまに嫌そうな顔しないの!もしかして響にとって大きな発見になるかもしれないんだから!さぁやって!」





チェックシートを押し付けられてしぶしぶと私はそれに取り掛かった


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