いつか君を振り向かせられたなら
矢野の情報を頭の中で整理していると







「響おはよ〜」






頭上から声が聞こえてきた







いつも一緒にいる山口美波(ヤマグチ ミナミ)と日比野夢(ヒビノ ユメ)がいつの間にか目の前にたっていた







この2人も性格が真反対







というより私含めてこの3人は性格がバラバラだ







性格は違えど幼なじみなので自然と一緒にいる







「おはよっ!てかもう駅着いてる!降りなきゃじゃん!」







「おはよ。朝から響のテンション高すぎるわ。さーさ降りましょ」







私のテンションの100分の1くらいのテンションで夢が挨拶をする






夢は基本的に静かだが夢の推しの話になると興奮しすぎるあまりクラス中に響き渡る声で話すのだ






そして喋り方がどこか貴族っぽい







美波はザ・清純







家柄がよく言葉遣いが綺麗で才色兼備だ







少しふわふわしているところもあるので語尾を伸ばしたりしがちだ






「ところで、今日朝礼だから少し早めに歩かないと間に合わないよ〜」







「じゃあ早く行こ!」








そう言って私達は学校へと走り出した
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