さよなら、センセイ
四人でテーブルを囲んだ。

豪華な食事が次々と運ばれてくる。

「いつもだってすごい料理なのに、今日は一段と豪華だわ〜
拓人、やるじゃない!
でもね〜アタシからも2人にプレゼントがあるのよぉ」

ジュンは、持っていた紙袋の中身を恵とヒロにそれぞれ渡した。

「何、何?
開けていい?」

興味深々のヒロ。

「どうぞ〜」

ヒロと恵が包みを開けると、中からネックレスが出てきた。

「あれ、ジュン、それ…」

気づいたのは一条。

「そ。
ペアのネックレスよ〜

拓人といぶきちゃんのは、シングルリングだったけど、
ヒロと恵ちゃんは、結婚したからね〜ダブルリングにしたわ」

二つのシンプルなリングが交差しているデザイン。

「あ、今日の日付と、名前まで刻印されてる!ジュン、ありがとう!すげー嬉しい!」

早速、ヒロと恵は互いのネックレスをつけ合う。

「あら、可愛いじゃなーい。さすがはアタシ」

ジュンは自画自賛。

「一条さん、ジュンさんありがとうございます」

思いもかけないプレゼントに恵も、満面の笑みだ。

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