6年前の君へ
桜並木を軽い足取りで歩く1年生。
もう、春休みも終わるのか...と
足で語る2.3年生はすぐに見分けがつく。
私は、明らかに後者だ。
新学年。最高学年としての1年間が今日、始まってしまうのだ。
未だに話すのは緊張する同級生とうまくやっていけるだろうか…。
今年で、進路を決めなくてはいけないのに何一つ決まっていないのは私だけだろうか。
数え上げれば切りがない悩みを心の中でぐるぐるさせつつ足を動かす。
ふと、桜の木の前で立ち止まった。
あの男の子はいったい何を思って泣いていたのだろうか。
とても、綺麗な涙だった。また、会えるかな
そんな淡い期待を抱いた。
張り出されている、クラスを確認しむかう
教室の前、足がすくむ。
扉を開けて、下を向く
トボトボと歩く姿は情けない
ガタッと椅子を引き座る、本を開いて
読み始める。
いつまでこんな虚勢を張り続けるのだろうか…
誰とも、話すことも目を合わせることもなく学校が終わり、放課後になった。
もう、春休みも終わるのか...と
足で語る2.3年生はすぐに見分けがつく。
私は、明らかに後者だ。
新学年。最高学年としての1年間が今日、始まってしまうのだ。
未だに話すのは緊張する同級生とうまくやっていけるだろうか…。
今年で、進路を決めなくてはいけないのに何一つ決まっていないのは私だけだろうか。
数え上げれば切りがない悩みを心の中でぐるぐるさせつつ足を動かす。
ふと、桜の木の前で立ち止まった。
あの男の子はいったい何を思って泣いていたのだろうか。
とても、綺麗な涙だった。また、会えるかな
そんな淡い期待を抱いた。
張り出されている、クラスを確認しむかう
教室の前、足がすくむ。
扉を開けて、下を向く
トボトボと歩く姿は情けない
ガタッと椅子を引き座る、本を開いて
読み始める。
いつまでこんな虚勢を張り続けるのだろうか…
誰とも、話すことも目を合わせることもなく学校が終わり、放課後になった。