嵐を呼ぶ噂の学園② 真夏に大事件大量発生中!編
「波琉くん、一緒に捜してあげて」



汐泉の一言でオレの運命は決まった。


反論することもできず、しぶしぶオレは会長の二歩後ろを小走りで追いかけた。



「協力してくれてありがとう。さすが、朱比香が見込んだ男だね」



ん?


今、この人何て言った?


朱比香が見込んだ男...?



「なんでそれを...」



「さあ、何故でしょうね?とにかく今はことちゃん捜索に全力投球して。俺はあっち見てくるから、波琉くんはそっち見てきて!」



彼はそういい残し、疾風のごとく去っていった。
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