嵐を呼ぶ噂の学園② 真夏に大事件大量発生中!編
足元がふらついた。
溶けるんじゃないかと思った。
「さ、行こう。電車乗り遅れちゃう」
赤星くんはそう言うとわたしの左腕を優しく掴んで走り出した。
キュンとした。
あぁ、
わたしにも
こんなわたしにも
夏がやってくる
みたいだ。
溶けるんじゃないかと思った。
「さ、行こう。電車乗り遅れちゃう」
赤星くんはそう言うとわたしの左腕を優しく掴んで走り出した。
キュンとした。
あぁ、
わたしにも
こんなわたしにも
夏がやってくる
みたいだ。