嵐を呼ぶ噂の学園② 真夏に大事件大量発生中!編
「うわぁ、すごぉい!!」
なぜここに星名さんと来なければならなかったのか、もはや連れてきたオレにも分からない。
「ここに来ると知って下調べしていちばん来たかったのがここなんです!」
星名さんが来たがっていたのはこの水族館の名物である巨大水槽だった。
オーストラリアの海を再現するように作られたらしい。
オーストラリアと言えば、グレートバリアリーフだ。
珊瑚礁とそこに住み着く、カクレクマノミやその他日本の海では見かけないようなカラフルな魚がたくさん泳いでいた。
水槽を見ていると不思議な気持ちになる。
オレの知らないところにも生態系があって、オレたち人間と魚が同じ地球上で共存しているのかと思ったら、それはまるで奇跡のようだと感じた。
そんなオレをよそに、彼女は小学生の子供みたいに水槽の回りをぐるぐる回りながら何度も歓声を挙げる。
「この魚何て言うお名前ですか?」
新しい魚を発見する度、オレは丁寧に説明しながら答えた。
どうせ深く突っ込まれるなら、最初から言っておいたほうがいいと思ったのだ。
案の定、星名さんさんはいちいち首を激しく縦に振り、「そうなんですか!」、「面白いですね!」と目をキラキラさせながら聞いていた。
なぜここに星名さんと来なければならなかったのか、もはや連れてきたオレにも分からない。
「ここに来ると知って下調べしていちばん来たかったのがここなんです!」
星名さんが来たがっていたのはこの水族館の名物である巨大水槽だった。
オーストラリアの海を再現するように作られたらしい。
オーストラリアと言えば、グレートバリアリーフだ。
珊瑚礁とそこに住み着く、カクレクマノミやその他日本の海では見かけないようなカラフルな魚がたくさん泳いでいた。
水槽を見ていると不思議な気持ちになる。
オレの知らないところにも生態系があって、オレたち人間と魚が同じ地球上で共存しているのかと思ったら、それはまるで奇跡のようだと感じた。
そんなオレをよそに、彼女は小学生の子供みたいに水槽の回りをぐるぐる回りながら何度も歓声を挙げる。
「この魚何て言うお名前ですか?」
新しい魚を発見する度、オレは丁寧に説明しながら答えた。
どうせ深く突っ込まれるなら、最初から言っておいたほうがいいと思ったのだ。
案の定、星名さんさんはいちいち首を激しく縦に振り、「そうなんですか!」、「面白いですね!」と目をキラキラさせながら聞いていた。