あの歌が聞こえてくる
部屋に戻って携帯を見たが、誰からも着信はなかった。携帯のメールも問い合わせてみたが、メールも来てなかった。「別にてつぼうだけが友達じゃねーからいいよー!」ちよっと不安になってる自分がいた。部屋の中を見渡した。するとサーフボードがケラケラ馬鹿にしている気がした。「ちきしょう!待ってろよ!やってやるよ!」気が付くと寝ていた。何時か気になり、徐に携帯をとり時間を見ると、夜の一時半を回っていた。着信はない。すると携帯が鳴った。はっと携帯をみると、液晶には“良夫”とでていた。オヤジか・・・。「おーマル!父ちゃんだぞ!チョット迎えに来い!磯で待ってるから・・」切れた。一方的かよ。しかもかなり回りがうるさかった。「めんどくせーな!」服を着て出かけた。涼しい夏の夜中はすごく気持ちよかった。虫の鳴き声と、遠くからはロッケト花火の音が聞こえてくる。