あの歌が聞こえてくる
「はーい!マルちゃんどーしたの?」「あ・こんにちは。とおるさん今、平気ですか?」「ん?今から仕事行くとこだけど・・・なによその声!あんた、私のテンションまでさげさせる声だして!私の仕事テンションがだいじなんだから!どーしたのよ?友達の事?なにがあったのよ!」「もうわかんないんです。自分て何か・・・」「ずいぶんへビィーなこと言い出すわね!今どこいんの?」「今は・・・磯の近くです。」「磯の近くかぁ・・・。わかったわ!今日仕事休みだったわ!うちにいらしゃい!うちわかんないわよね?じゃあスーパーマコトわかるでしょ?そこまできなさいよ!」「あ・はい。」ダミ声のとおるさんの声にこんなに安心するとは思いもしなっかた。スーパーマコトの前で五分位待ってると香水のきつい匂いと共にとおるさんが現れた。「ごめん!待った?またそんな暗い顔して!暑いから家いこ!」手をひっぱられてた。とおるさんの手は顔の割には細くスベスベだった。そんなとおるさんの手を心なしかギュッとにぎってしまった。