全てをかけた16才の少女〜幻獣〜
目の前に広がる眩しいくらいの光。

あぁー。トラックだ。私死ぬんだ。やっと、やっと楽になれる。


目を瞑る。と同時に体全体に走る衝撃。

ドンッ!!!!!!ーーーーーー






あれ。トラックってこんなに衝撃弱いんだ。

そんな事考える余裕すらある自分にまた笑えた。

だんだんと遠くなる意識に安心した。

ーーおいっ!!ーー

誰かの声がする。重たい瞼を少し開いて最後に見たものは無数のバイクとそのバイクから照らされる光が広がっていたーー

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