夜をこえて朝を想う
吉良君と、中条さんが帰った後…
信じられない事を耳にした。
一人の女子社員が吉良君に迫ったと。
会社で。業務中に。
取引先相手に…。正気か。
例えば、プライベートなら、譲れた。
会社がどういう場所なのか、分かって居ないのだろうか。
ここの社員である限り、会社の看板を背負っているのだ。
会社の問題になるということを。
SNSの時代。誰がどこで情報を流すか分からない。
自覚すべきだ。もっと…
セクハラで訴えられるかもしれない。
まぁ、彼はしないだろうが。
男女逆なら、大問題だったかもしれない。
奥さん(いないけど)に、バレたらそこから晒される事だって…
馬鹿だ。
本人に確認するのに、呼び出した。
そして、自覚させる為に説明した。
「そんな、大袈裟なぁ。だって、格好いいんだもん。1回くらいって…断る男の方が珍しくないですかぁ?」
どっからくるんだ、その、実力と反比例した自信。
張り倒したい。
どうなってんだ、頭ん中。
虫でも巣くってのか。
「訴えられるかもしれない。」
そう言うと
「えぇ、助けて下さい。そうなったら、部長~。」
もう、埋めてやりてぇ。
どうなってんだ、人事。
「クビになるよ。」
「いいですよ、別に。そんなに楽しくないし、どっちみちいい人掴まえたら、そうするつもりです。部長でもいいんですけど、どうですかぁ?」
ああ、いいね。
ここまで来たら、辞めて貰おう。
上に報告だな。
話す時間が無駄だ。
吉良君に悪いことした。
そう言えば、あの日…商談ルームに戻って来なかった。
俺に挨拶もせずに帰った事なんて…今までの彼から考えても一度もない。
…キツかったんだろう。
あー…腹立つ。
でも、俺の責任だ。
認識が甘かった。
徹底すべきだな。社員教育…公私混同。
まぁ、言ってもオフィスラブが横行しているわけだ。
恋愛は自由だし、プライベートも自由だ。
ただ、やり方を考えなければならない。
社会人として。
今となっては…
吉良君だけじゃない。
中条さんも…危険といえば危険だ。
なんせ、あの容姿だ。
さて、どうするべきか。
信じられない事を耳にした。
一人の女子社員が吉良君に迫ったと。
会社で。業務中に。
取引先相手に…。正気か。
例えば、プライベートなら、譲れた。
会社がどういう場所なのか、分かって居ないのだろうか。
ここの社員である限り、会社の看板を背負っているのだ。
会社の問題になるということを。
SNSの時代。誰がどこで情報を流すか分からない。
自覚すべきだ。もっと…
セクハラで訴えられるかもしれない。
まぁ、彼はしないだろうが。
男女逆なら、大問題だったかもしれない。
奥さん(いないけど)に、バレたらそこから晒される事だって…
馬鹿だ。
本人に確認するのに、呼び出した。
そして、自覚させる為に説明した。
「そんな、大袈裟なぁ。だって、格好いいんだもん。1回くらいって…断る男の方が珍しくないですかぁ?」
どっからくるんだ、その、実力と反比例した自信。
張り倒したい。
どうなってんだ、頭ん中。
虫でも巣くってのか。
「訴えられるかもしれない。」
そう言うと
「えぇ、助けて下さい。そうなったら、部長~。」
もう、埋めてやりてぇ。
どうなってんだ、人事。
「クビになるよ。」
「いいですよ、別に。そんなに楽しくないし、どっちみちいい人掴まえたら、そうするつもりです。部長でもいいんですけど、どうですかぁ?」
ああ、いいね。
ここまで来たら、辞めて貰おう。
上に報告だな。
話す時間が無駄だ。
吉良君に悪いことした。
そう言えば、あの日…商談ルームに戻って来なかった。
俺に挨拶もせずに帰った事なんて…今までの彼から考えても一度もない。
…キツかったんだろう。
あー…腹立つ。
でも、俺の責任だ。
認識が甘かった。
徹底すべきだな。社員教育…公私混同。
まぁ、言ってもオフィスラブが横行しているわけだ。
恋愛は自由だし、プライベートも自由だ。
ただ、やり方を考えなければならない。
社会人として。
今となっては…
吉良君だけじゃない。
中条さんも…危険といえば危険だ。
なんせ、あの容姿だ。
さて、どうするべきか。