夜をこえて朝を想う
えーっと

今日は全く…色々あった日だなぁ。

駅まで二宮くんが送ってくれて

家まで戻って来た。

うん

二宮くんの事も。

あの男も

吉良くんに見られた事も。清水部長とのことを知っていたことも…

…今週の金曜日に清水部長と会う。

何だか疲れてしまっていた。

そして、終わりにするって決めているのに

私の心のほとんどを埋めている…清水部長の事。

麗佳さんを好きだった。

そんな事さえ、落ち込んでしまう。

仕方がない、綺麗なんだもの。あんなに。

そして、金曜日で終わりにするっていうのに…落ち込む必要なんてない。

なのに、頭から離れない。

好きで…

好きで…。

ただ、叶わない思いに恋、焦がれているだけかもしれない。

私だけに向けられない…彼の優しい目…

その事に。

二宮くんは…

何考えてるんだろ。まあいいや。

あっちのあの男は…

もういっそ、話を聞けば納得するのだろうか…

会う気はないけど

電話くらいなら…

それに、あの会社は辞めるって

言ったらもうこないのだろうか。

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