コント

コント忘却

｢お前はどこへ行くというのだよ｣

｢わからない。来る場所を間違えてしまったようだ、、｣

｢そうなのか｣

｢闇のスパイラルに落ちていってしまいそうさ｣

｢必死にもがいているのか｣

｢そうさ｣

｢まぁ酒でも飲めよ｣

｢いらない｣

｢いらないのか｣

｢コーラをくれよ｣

｢これコーラだぜ｣

｢いや酒って言っただろ｣

｢いやコーラだ｣

｢酒って書いてある｣

｢中身コーラなんだ｣

｢中身酒だろう｣

｢いやコーラなんだ｣

｢ちょっと瓶の口から匂わせてもらうけど、、酒だろ完全に｣

｢コーラなんだ｣

｢注いでみせろよ｣

｢いいとも。その代わり笑えよ｣

｢その番組は終わった。いや酒だろ｣

｢コーラなんだよこれ｣

｢無色透明だしさ。ぷぅんとほのかに酒の匂いだろ｣

｢いろはすみたいなもんなんだよ｣

｢いやいやコントしてんじゃないよ｣

｢もちろんだ。大変なんだな｣

｢敵ばっかだ｣

｢そうだな。縮み上がってるわけだ｣

｢俺が一番怖いものを？｣

｢なんだよ｣

｢神のご意志さ。何されるか分からない。愛情だという。一番つらいよ｣

｢そうか、、どうする？｣

｢分からんよ。だから、途方に暮れてる｣

｢そりゃそうだよな｣