好きでいても、いいですか?
ある日のお昼

私は友達とお弁当を食べる約束をしていた

「久しぶりにさ、屋上行こうよ!」

「えー?でも立ち入り禁止なんだよ?」

そんなことを言ってる私だけど、ずっと前にここで食べようと言い出したのは私だ。

無駄な話をしていると、すぐに屋上に着いてしまった

ガチャ

屋上の扉を開く

するとここには何故か

中崎くんがいた…という、乙女チックなことはなく、学年、いや、学校一のおバカさん

馬田 鹿男(うまだ しかお)がいた

「あれれ〜?なんでここにいるの〜?泉田&河田。ここ立ち入り禁止だぜ〜?」

顔の横に両手を当てている馬田はからかうように

ぴょんぴょんと跳ねている

まるで小学生のように

私と友達のミカは、何も言わずに静かにその場を

去っていった
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