Love-ing(アイエヌジー)
えっちゃんと私、二人一緒に返事をしたのを合図に、私たちと大谷センパイは、グラウンドを小走りに駆け出した。
正確には、大谷センパイが走り始めたので、私たちはつられて走りだしたのだけど・・・どうやら「グラウンドにいるときは駆ける(走る)」というのがルール、なのかもしれない。
と私が思ったとき、「グラウンド内にいるときは、走って移動するっていうのが暗黙の決まりなんだ」と、大谷センパイが教えてくれた。
「そうなんですかぁ。それってなんかー、運動部って感じですね!」
「まぁね。私らはマネージャーだから強制じゃないんだけど、一応ね。守れるときは守っておこうって感じでやっといてくれたらいいよ」
「分かりました!」「はい!」
「嘉村さんは、部室見たら今日はもう帰っていいよ。どこで着替えるかってことは覚えといて」
「あ・・はい」
「あぁっとその前に、鍵取りに行かなきゃ・・・あ。辻堂さんが来た!」
これが、私と「辻堂さん」の、出会いだった。
正確には、大谷センパイが走り始めたので、私たちはつられて走りだしたのだけど・・・どうやら「グラウンドにいるときは駆ける(走る)」というのがルール、なのかもしれない。
と私が思ったとき、「グラウンド内にいるときは、走って移動するっていうのが暗黙の決まりなんだ」と、大谷センパイが教えてくれた。
「そうなんですかぁ。それってなんかー、運動部って感じですね!」
「まぁね。私らはマネージャーだから強制じゃないんだけど、一応ね。守れるときは守っておこうって感じでやっといてくれたらいいよ」
「分かりました!」「はい!」
「嘉村さんは、部室見たら今日はもう帰っていいよ。どこで着替えるかってことは覚えといて」
「あ・・はい」
「あぁっとその前に、鍵取りに行かなきゃ・・・あ。辻堂さんが来た!」
これが、私と「辻堂さん」の、出会いだった。