Love-ing(アイエヌジー)
やってみなきゃ、分からない
引っ込み思案で、内気。人と接することは、大の苦手。痣が見える顔を、他人には見られたくないから。集団で群れるより、断然ひとりでいることの方が好き。でも、自分のことは・・・嫌い。
そんな私が、まさか高校で、仲良くしてもらえる「友だち」ができて――えっちゃん一人だけ、だけど、でもかけがえのない、大切な友だちだ――おまけに、野球部のマネージャーに志願してしまう、なんて・・・。
昭栄に入学前、いや、入学してからも、これは想像すら、してなかったことだ。
まるで、今の私は、どこかの別世界にワープしちゃったみたい・・・。
だけど、私の右頬周辺には、いまだに、青茶色の痣がある。
生まれたときからあって、死ぬまで消えない、痣が―――。
そんな私が、まさか高校で、仲良くしてもらえる「友だち」ができて――えっちゃん一人だけ、だけど、でもかけがえのない、大切な友だちだ――おまけに、野球部のマネージャーに志願してしまう、なんて・・・。
昭栄に入学前、いや、入学してからも、これは想像すら、してなかったことだ。
まるで、今の私は、どこかの別世界にワープしちゃったみたい・・・。
だけど、私の右頬周辺には、いまだに、青茶色の痣がある。
生まれたときからあって、死ぬまで消えない、痣が―――。