Love-ing(アイエヌジー)
そして、新しく入ってきた1年部員、9人全員は、私がマネージャーであることを、良しとしてないというか・・とにかく、認めてないようだ。
彼らの中では、「1年のマネージャー、イコール、えっちゃん一人だけ」という図式が、すでに、成り立っているのだろう。
彼らは、積極的に、えっちゃんと話そうとしたり、実際に、話かけているのに対して、私のことはもう、完全無視状態。「ぞんざい」を通り越して、「いないもの」として認識、しているようだ。
危うくぶつかりそうになったことが、一度だけあったときには、掃き捨てるように「邪魔」と、呟かれたこともある。

「呟き」だったから、他の誰も、気づかなかった。
何も言い返せなかった私は、「聞かなかった」ように、やり過ごした。
こういうことは“得意”だし・・。
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