Love-ing(アイエヌジー)
まぁ、そこにいるだけで、その場がパッと明るく、元気になるような、華やかで、学年一美人で、性格もスタイルも抜群に良いえっちゃんと、完全真逆に位置してる、バケモノじみた私と、どっちがマネージャーとして適しているか、または、どちらか一人を選べと言われたら、おそらく全員、えっちゃんを選ぶはず。それも、即座に。
というより、えっちゃんと比べること自体、間違ってる・・よね。

どちらにしても、ほとんどの部員は、私を「人」として見てくれている。
大谷センパイはもちろん、顧問の「ドン安川」先生(滅多に会わないけど)や、辻堂監督(も、毎日は来ない)も、私を一人の人間として見て、接して、教えてくれる。
そういう人たちに、一気にたくさん出会えたことが、私には、もったいないくらい嬉しくて・・・えっちゃんと私より後に入った、9人の1年部員から、あからさまな態度を、陰で取られても、それほど気にならなくなったくらいだ。
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