Love-ing(アイエヌジー)
・・・一体、私の何が――それとも「どこ」が?――「意外」なんだろ。
と疑問に思いながら(たぶん、顔にも出ていたかもしれない)、それでも私は、キリッとした監督の顔を続けていたけれど、大谷センパイの声で、その時間は、唐突に終わった。
「じゃあ、今度は実際にスコア書く練習をしよっか」
「・・あ・・・はいっ」
「て言っても、録画してる試合を見ながら、なんだけど」
「それ、新しいヤツか」
「うん。昨日ドン安川が入手してくれた最新モノだから、辻堂さんも今回が初見じゃない?」
「なんか、梓の言い方はエロビデオが入荷したように聞こえるな」
「はあ?なんでそうなるのよー」
「辻堂監督がエロいからじゃないのー?」
「おいおい」
と疑問に思いながら(たぶん、顔にも出ていたかもしれない)、それでも私は、キリッとした監督の顔を続けていたけれど、大谷センパイの声で、その時間は、唐突に終わった。
「じゃあ、今度は実際にスコア書く練習をしよっか」
「・・あ・・・はいっ」
「て言っても、録画してる試合を見ながら、なんだけど」
「それ、新しいヤツか」
「うん。昨日ドン安川が入手してくれた最新モノだから、辻堂さんも今回が初見じゃない?」
「なんか、梓の言い方はエロビデオが入荷したように聞こえるな」
「はあ?なんでそうなるのよー」
「辻堂監督がエロいからじゃないのー?」
「おいおい」