仮眠室で愛を叫べば
「せっ先生?
やっやめてください!」

壁際に追い込まれ、顎をつかまれる。

「恵ちゃん、わかってるんだろ?
俺の気持ち。ここで仕事していきたいなら、俺に逆らわないほうがいいよ?」

うすら笑いを浮かべて近づく顔が気持ち悪くて、怖くて、ぎゅっと目を閉じた時、診察室のドアが勢いよく開いた。

「やめなさい!!
アンタ何やってんの!!」

そこには長田先生が立っていた。
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