仮眠室で愛を叫べば

涙のバースデー

そんな幸せな時間を過ごしたのに、神様は本当に意地悪だ。

まさか彼女が現れるなんて、、、


やっぱり誕生日を私は人並みに祝ったりしようとするからバチがあたったんだ。

誕生日、二人で迎えるべく帰宅した彼の家の前に彼女は立っていた。

小さな子供を抱いて。

「圭、やっぱりやり直したい。
あなたが好きなの」

そう言って子供を抱えたまま抱きついた彼女に彼は困惑していた。

私は、その場を逃げ出した。

「恵!」

呼び止める声に耳をふさぎただただ走った。

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