仮眠室で愛を叫べば
「早く伝えるべきだったね。
あの日キス以上のことは何もしていないって。
脱いだのは自分でだぞ。
俺は脱がしてないし触れてもいない。
好きでもない男が初めてのコを抱くわけにはいかないだろ?


アイツに詰め寄られたよ。
どこまで手をだしたんだって。

俺にもさんざん世話やいたんだから俺も口だすぞ。

好きなら別れるな!

簡単にあきらめるな!

アイツの話を聞いてやってくれ。

それでも恵ちゃんが泣くようなら俺が宮前を殴ってやる!」

佐久間先生の言葉が温かくて、師長の優しさに包まれて、冷えきっていた心があたたまったきがした。

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