仮眠室で愛を叫べば
「事故の前後にあったことは明日全部はなす。

いろいろ行き違いがあったけど誕生日に渡すはずだった。

明日までまてないから先に渡してこれだけは伝えておく。

恵、結婚してほしい。
ずっと一緒にいたいんだ。
過去も今もそしてこの先もずっと、俺は恵を愛してる」

「圭吾…一緒にいていいの?」

「一緒にいてくれ」

「好きでいていいの?」

「いてくれないと困る」

「私と…結婚してくれますか?」

「プロポーズしたの俺なんだけど。
結婚しよう、恵」

唇がそっと重なり、仮眠室の神様の前で愛を誓う。

私たちは絶対に幸せになれるんだろう。
長田先生と佐久間先生のように…

< 94 / 96 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop