サマー・リフレイン
―another side
木桶を手に
墓石から彼女が離れる。
私は墓石に腰かけたまま、
彼女の背中を見つめた。
「救えなかったなんて
バカね」
私は目を瞑った。
彼女が元気そうで
安心した。
「貴方はちゃんと救ったよ」
あの繰り返す時間の中で
私を救う方法を考えて
試してたじゃない。
あの日私を救えなかったと
「あぁすればよかった」
「こうしていれば」
と後悔して自身を
攻め続けていた。
「あの日の貴方自身を
救ったんだよ」
Fin
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私は生きてる意味なんて
ないと思っていた。
自分を守るためなら、
命を懸けることさえも
躊躇わなかった。
でも、貴方に出会って変わった。
「奏太は私にとって、最後の希望だったから」
◇◆◇◆
これは奏太と花蓮が出会う
2年前のお話――
竜王の若頭が、最初に愛した女の物語
◇◆◇◆
三つ子のヤクザと狼娘シリーズの最新作です。
狼娘はほとんど登場いたしませんが、
ちょいちょい過去作と繋がる話があります。
◇◆◇◆
執筆開始:2019.06.10
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ある朝、上級生から告白された私…
でも断ってもしつこくて困っていたら
「女子に暴力ですか?せ、ん、ぱ、い」
背の高いイケメンに助けられました!
だけど――
助けてくれたイケメンに
初キスを奪われた挙句
「…ならちょうどいい。
俺の女になれ」
と交際を申し込まれました!?
◇◆◇◆
白木 美桜 Siraki Mio
恋を知らない女子高生
×
黒瀬 伊織 Kurose Iori
高校1のモテ王子
×
灰崎 舜 Haizaki Syunn
美桜に片思いするクラスメイト
◇◆◇◆
私たちの恋愛は
花火のようにパっと一瞬で
派手に燃え上がるような…
でもそれでいて
儚くて美しいものでした。
◇◆◇◆
連載開始:2019.06.07~
表紙絵めっちゃ頑張りました。(笑)
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僕が彼に出会ったのは、塾帰りの駅のホームだった。
もし、僕が塾に電車で行っていなかったら、そもそも、ここに引っ越して来なければ…否、興味本位に声を掛けさえしなければ。
僕は、平凡な人生を、平和に送っていただろう。
(ホームレスの大予言より)
廃屋となった肉屋の前を通った後から、立て続けに送られてくるメール。送信者は不明。
その送信番号を調べてみると、その番号は一年前から使われていない番号だった!一体、誰が、何のために…?
メールに隠されていたのは、驚愕の真実だった—!!
(閉じ込められた!!より)
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