嘘つきは恋の始まり!?
「すごいなー」
「絢も伊織くんのこと
好きだったの?」
「まさか!
かっこいいとは思うけど
私は他に好きな人
いるから」
絢はそう言って
頬を赤らめながら笑い
「あ、今の内緒で」
と照れたように言った。
教室に戻ると
私は真っ先にスマホを
確認した。
「週末デート行けるか?」
言ってた用件は
最初の一件だけで
後は数件スタンプが来ていた。
伊織くんって
スタンプ使うんだ。
ちょっと意外かも。
私は思わず吹き出した。