皇帝の胃袋を掴んだら、寵妃に指名されました~後宮薬膳料理伝~
翌朝は曇天。
しかし起きて一時間もすると雲が少なくなってきて気持ちのいい朝となった。
もうすぐ春がやってくる。
寒い時期はどうしても風邪が蔓延し、体が冷えるせいか体調も下向きの人が多いが、減るといいのだけど。
昨日、大量の棗を消費したので、去年の秋に収穫して干してあった棗を持って超さんのところに顔を出すと、お嫁さんが出てきた。
超さんは畑に行っているという。
今朝も粥を口にしてくれたらしく、一安心だ。
「昨日はありがとう。棗も助かるわ」
「いえ。おじいさんの今の状態だと、甘めのものや体を温めるものがいいです。穀物や豆類……あとは生姜などがいいかと。食欲が戻ってきたらそうしたものを食べさせてあげてください。困ったら呼んでください。もうお金はいただいたので、無料で参ります」
「そうさせてもらうわ」
私は小さく頭を下げて超家をあとにした。
しかし起きて一時間もすると雲が少なくなってきて気持ちのいい朝となった。
もうすぐ春がやってくる。
寒い時期はどうしても風邪が蔓延し、体が冷えるせいか体調も下向きの人が多いが、減るといいのだけど。
昨日、大量の棗を消費したので、去年の秋に収穫して干してあった棗を持って超さんのところに顔を出すと、お嫁さんが出てきた。
超さんは畑に行っているという。
今朝も粥を口にしてくれたらしく、一安心だ。
「昨日はありがとう。棗も助かるわ」
「いえ。おじいさんの今の状態だと、甘めのものや体を温めるものがいいです。穀物や豆類……あとは生姜などがいいかと。食欲が戻ってきたらそうしたものを食べさせてあげてください。困ったら呼んでください。もうお金はいただいたので、無料で参ります」
「そうさせてもらうわ」
私は小さく頭を下げて超家をあとにした。