6月の屋上



6月上旬。



屋上に出る扉の前で1人の少女が手で口を塞ぎ
涙を流し震えていた。



扉は少し隙間が開いている。



その隙間から見えるのもは
なんとも言い難い光景だった。



屋上にいるのは
少し制服を乱し綺麗な顔をし眠る女、
その上に覆い被さり制服と息を乱した
これまた綺麗な顔の男。



その光景は綺麗なような残酷なような。



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