いつか、眠りにつく日2~限定エピローグ~
窓の外の雪は激しさを増して、まるで世界を白く染めているようだ。
真っ白な世界をしばらく眺めてから、電話機の横にある小さな祭壇に視線を移す。
兄の来斗の写真がにこやかに俺を見ている。

「母さん元気になったって。よかったな、兄ちゃん」


俺の言葉に、兄はうれしそうに笑ったように見えたんだ。








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