お見合い求婚~次期社長の抑えきれない独占愛~
「大丈夫だ。彼女は幸せに暮らしてるよ」
「え……!?」
ガタ、とテーブルに手をついて腰を浮かせる。
彼女の行方を知っているの……?
「彼女の消息を調べた。俺になにか、出来ることがあるかと思って。……けれど、いい意味で出来ることはなにもなかったよ。会社を辞めた後、実家に戻って再就職。昨年結婚して子どもを授かったらしい。もうすぐお母さんになる。きっと幸せにやっているんだろう」
力が抜け、ストンと椅子の上に腰を落とした。
よかった……。彼女のことだけが、ずっと心配だったから。
再就職して、結婚、子どもまで。ちゃんと人生やり直すことが出来たんだ……。
「とにかく、もう澪がそのことについて気に病む必要はない。すべて忘れて、あとは俺に任せてほしい。君の代わりに、俺が背負うから」
「……ありがとうございます」
なんだか、肩の力が抜けた。すごく、心が軽くなった気がする。
「え……!?」
ガタ、とテーブルに手をついて腰を浮かせる。
彼女の行方を知っているの……?
「彼女の消息を調べた。俺になにか、出来ることがあるかと思って。……けれど、いい意味で出来ることはなにもなかったよ。会社を辞めた後、実家に戻って再就職。昨年結婚して子どもを授かったらしい。もうすぐお母さんになる。きっと幸せにやっているんだろう」
力が抜け、ストンと椅子の上に腰を落とした。
よかった……。彼女のことだけが、ずっと心配だったから。
再就職して、結婚、子どもまで。ちゃんと人生やり直すことが出来たんだ……。
「とにかく、もう澪がそのことについて気に病む必要はない。すべて忘れて、あとは俺に任せてほしい。君の代わりに、俺が背負うから」
「……ありがとうございます」
なんだか、肩の力が抜けた。すごく、心が軽くなった気がする。