お見合い求婚~次期社長の抑えきれない独占愛~
午後四時。約束通り、客先から帰社した穂積さんはジェラート二十個を届けに総務部へやってきた。
「これ、適当に配って食べてくれる?」
「はい! 今回もたくさんお土産、ありがとうございます!」
頼まれた上村さんの頬は赤く、うれしそうだ。本人曰く、穂積さんに話しかけられるだけでドキドキしてしまうのだそう。
まだ若いこともあり、初々しさが嫌味なくとてもかわいい。
かくいう私も、食べ物のことになると喜びが隠し切れなくなり……。
「ありがとうございます」
満面の笑みでお礼を伝えると、彼はちょっぴり苦笑しながら「立花さんは食べもののことになると、本当にいい顔するよね」とひと言。
思わず赤面してしまった。ごめんなさい、単純で……。
「これ、適当に配って食べてくれる?」
「はい! 今回もたくさんお土産、ありがとうございます!」
頼まれた上村さんの頬は赤く、うれしそうだ。本人曰く、穂積さんに話しかけられるだけでドキドキしてしまうのだそう。
まだ若いこともあり、初々しさが嫌味なくとてもかわいい。
かくいう私も、食べ物のことになると喜びが隠し切れなくなり……。
「ありがとうございます」
満面の笑みでお礼を伝えると、彼はちょっぴり苦笑しながら「立花さんは食べもののことになると、本当にいい顔するよね」とひと言。
思わず赤面してしまった。ごめんなさい、単純で……。