お見合い求婚~次期社長の抑えきれない独占愛~
「柊っ……こんな……ところで……」
「誰もいないからいいだろう。夜の路地は、こういうことをするためにあるんだ」
「そ、そんなわけないっ……」
こんなことをするために、わざわざ彼は実家から距離のあるパーキングに車を置いたの?
彼の仕草に熱が増して、耳に触れていた彼の指が徐々に肩の方へ下りていく。いつの間にか私のシャツの下へ潜り込もうとしている。
「あ……だめっ……」
まさかこんなところで服を脱がせやしないだろうけれど、ボタンひとつくらいなら外されそうで、慌てて彼の胸を押し返した。
「しっ。静かにしないと、周りのお家に迷惑だよ」
「っっ……」
あげそうになった悲鳴を、ごくんと飲み込んで、彼の甘い攻撃に耐える。
すかさず私の両手首を掴むと、動きを封じた上で首筋に顔を埋め、強く唇で吸い上げた。
「……やっ……なにして……」
「失敗したな。車の中でもっとしておくべきだった」
ザラ、と彼の舌が触れる感触に、思わずびくんと肩を竦める。
こんな場所なのに、膝の力を失くしてへたり込んでしまいそうだ。
「誰もいないからいいだろう。夜の路地は、こういうことをするためにあるんだ」
「そ、そんなわけないっ……」
こんなことをするために、わざわざ彼は実家から距離のあるパーキングに車を置いたの?
彼の仕草に熱が増して、耳に触れていた彼の指が徐々に肩の方へ下りていく。いつの間にか私のシャツの下へ潜り込もうとしている。
「あ……だめっ……」
まさかこんなところで服を脱がせやしないだろうけれど、ボタンひとつくらいなら外されそうで、慌てて彼の胸を押し返した。
「しっ。静かにしないと、周りのお家に迷惑だよ」
「っっ……」
あげそうになった悲鳴を、ごくんと飲み込んで、彼の甘い攻撃に耐える。
すかさず私の両手首を掴むと、動きを封じた上で首筋に顔を埋め、強く唇で吸い上げた。
「……やっ……なにして……」
「失敗したな。車の中でもっとしておくべきだった」
ザラ、と彼の舌が触れる感触に、思わずびくんと肩を竦める。
こんな場所なのに、膝の力を失くしてへたり込んでしまいそうだ。