お見合い求婚~次期社長の抑えきれない独占愛~
「おはよう、澪」
ゆっくりと目を開けると、ベッドの上に肘をついて寝転んでいた彼が、柔らかな笑顔をくれた。
辺りはぼんやりと明るくなっていた。
明け方かと思いきや、ヘッドボードの時計を見ると朝の七時。
相変わらず天気が悪いらしく、ブラインドの隙間からはくぐもった色の朝日が申しわけ程度に差し込んでいる。
昨晩、ふたりで何度も体を絡ませ合って、眠りについたのは結構遅い時間だったと記憶している。
まだお互い服も着ておらず、素肌のままだ。
「おはようございます……穂積さん」
「柊一、だろ?」
こつんと私の額を小突いて、変わりに緩慢なキスをくれる。
彼のキスを何度も味わわされたおかげで、一晩で息継ぎが出来るくらいには上達した。
彼の、食むような悪戯っぽいキスが好き。
唇が離れたあと、はにかむと、彼もクスリと笑って私の頬をひと撫でした。
ゆっくりと目を開けると、ベッドの上に肘をついて寝転んでいた彼が、柔らかな笑顔をくれた。
辺りはぼんやりと明るくなっていた。
明け方かと思いきや、ヘッドボードの時計を見ると朝の七時。
相変わらず天気が悪いらしく、ブラインドの隙間からはくぐもった色の朝日が申しわけ程度に差し込んでいる。
昨晩、ふたりで何度も体を絡ませ合って、眠りについたのは結構遅い時間だったと記憶している。
まだお互い服も着ておらず、素肌のままだ。
「おはようございます……穂積さん」
「柊一、だろ?」
こつんと私の額を小突いて、変わりに緩慢なキスをくれる。
彼のキスを何度も味わわされたおかげで、一晩で息継ぎが出来るくらいには上達した。
彼の、食むような悪戯っぽいキスが好き。
唇が離れたあと、はにかむと、彼もクスリと笑って私の頬をひと撫でした。