180センチ以下は認めない
宮野side
山形と加藤と三人でファミレスで夕飯。
山形の肉食発言は、いつものことだが、(そして、結構実行に移しているが・・・)、加藤の前で言うな。
俺を一緒にくくるな。
で、加藤、肉食発言に赤くなるな!
夕飯を食べ終わって、山形が会計をすると、
「すみません、自分の分は払いますよ」と、加藤。
「いやいや、今度食べられてもらうから、今日はおごっとくよ」と、本気だか冗談だかわからない山形。
「・・・加藤、送ってく。家どこ?」
「送りオオカミか?宮野~」
「バカか!こんな男子相手にオオカミになれねーよ」
「男子って!これでも一応女子です‼ここからなら10分くらい走れば帰れるから、一人で帰れます!」
「走るの?元気だね~」
「じゃあ、お先に失礼します。山形先生、ごちそうさまでした。今度は、私が払いますね」
「え~エサになってくれないの?」
「なりません!」
と、ダッシュで走っていく加藤。
「まて!」と、叫ぶけど、止まらず、走って消えていく加藤・・・
「追っかけないのかよ(笑)。ビビりだな~せっかく、飯食いに来たのに」
「何言ってんだよ。加藤のことなんて、なんとも思ってないし。」
と、強がってみたけど、山形にはばれているのか。
「まあ、そういうことにしといてやるよ」
結局、送ることはできず、おごることもできず、いいとこなしの俺。
確かに、ビビりだ。