180センチ以下は認めない
「・・・う、・・・・・・とう、加藤。」

ぼんやりしてたみたいで、宮野先生がいつの間にか、斜め向かいの一人がけソファーに座って、こちらを見ている。


「え?」


「加藤、風呂入りな。ゆっくりしてきていいから、何も考えなくていいから」


手を引かれ、お風呂場に連れていかれ、ドアを閉められた。



宮野先生のおうちでお風呂に入るなんて、でも、もう、何も考えたくない。入らせてもらおう。


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