180センチ以下は認めない

綾side


先生、ほんとに来るのかな?

来たら、なんて言えばいいんだろう。私は、どうしたらいいんだろう。

先生は、本当に私のことが好きなんだろうか・・・だた、かわいそうな私に声をかけてくれただけだろうか。

でも、宮野先生に抱きしめられて、いやじゃなかった。キスもいやじゃなかった。



山形先生が好きだった。でも、山形先生は、結婚する。ショックだった。

宮野先生は、いつもからかわれてばかりだった。

私のこと好きなんて素振りなかった。

でも、いろいろ優しかった。ちゃんと、私の仕事も認めてくれていた。いろんなことも教えてくれた。

なんとなく、そばにいてくれていた。

でも、私のことが好き?そんな、感じはしなかった。気づかなかった?だけ?

山形先生のことが好きだったことも気づかれてた。

あ、斎藤さんにも気づかれてたんだっけ。私は、わかりやすいのかな。

いつも、明るかった斎藤さん、亡くなったんだ。でも、斎藤さん最後になんて言ってたっけ?



「すぐに次のいい人見つかるよ。案外近くにもういるかもね」



え?それって宮野先生のこと?

斎藤さんは、宮野先生のことも気づいてたってこと?いやいや、そんなことはない。

だたの、優しさで言ってくれただけの言葉。

宮野先生はなんで私なんかに、好き、なんて言ってくれたんだろう。



ぐちゃぐちゃ考えていたら、
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