180センチ以下は認めない
たたかれた背中をさすろうと手を伸ばすと、山形先生が背中をなでなでポンと、軽くたたいた。
「痛い痛いの飛んでいけー」

くすっ。と、笑いながらも、顔が熱くなるのを感じた。

「山形先生、セクハラ!」
「いやいや、かわいい子供におまじないだよ?」
「子供じゃないです!!」
「はいはい」
と、頭をポンポンされる。

きっと、私、今、顔、真っ赤だ。
頭をポンポンされるなんて、はじめてだ。背が高いから、されたことなんて、なかった。
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