180センチ以下は認めない
コーヒーのいい香りがしてきた。
恥ずかしすぎて、話題を変える。
「先生、コーヒー飲みませんか?ご飯も、食べましょ。おなか空きました」
「そうだな、綾は昼くってないんだもんな」
2人で、先生が買ってきてくれたお弁当やスイーツを食べ、コーヒーを飲んだ。
食べ終わって、テーブルを片付けてしまうと、なんとなく緊張してきた。
2人で並んでソファーに座ってるけど、今から、どうしたらいいんだろう。
どうするのが正解?お風呂準備する?一緒にテレビでも見る?テレビって感じでもないか。
DVD?いやいや、違うな~。寝る?いやいや、無理。やっぱりなんか飲む?
くすっ。先生が、笑う音がする。
「綾、考えすぎ。表情くるくる変わりすぎ。大丈夫、綾が元気になったから、俺は、帰るよ。ゆっくり寝なよ。ちゃんと、風呂入って、ベッドで寝るんだよ」
「え?帰っちゃうの?」
「今日は、帰るよ。このままじゃ、ほんとやばい。結構な限界なんだ、申し訳ないけど」
と、照れた表情で頭をかいている先生。
一緒にいたい。
先生に抱きしめられたい。
キスもいっぱいしてほしい。
抱いてほしい。