身長差0cm 【短編】


隼の隣にいて見劣りするようなことには絶対になりたくない。

ただでさえ彼は “美少年” として有名なんだから、彼女であるわたしがその評判を落とすことがあっちゃいけない。


なにより、隼のことが好きだから。
わたしが、彼に見合うわたしでいたいんだ。


きゅっと繋いだ手に少しだけ力を込めると、隼がこっちをくるりと振り向いて笑った。

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