迷惑なんて思ってないよ
姉ちゃんの気持ちは嬉しかったけれど、俺に構っていたら意味がないんだ。伊野先輩と一緒にいてくれなきゃいつまで経っても告白しないんだから。
高校に上がる前はてっきり恋人同士になったんだと思ってたんだけどな。帰りは毎回家まで送ってくれるし、休み時間も一緒に過ごしていたみたいだし。二人の時間なんて山ほどあったはずなんだから言っちゃえば良かったのにどうして言わなかったんだか。
「気にしなくて良いよー、結華ちゃん。俺も丁度疲れた所だし晴人くんは任せて行っておいでー」
「慶に任せる事ほど頼りない物は無いだろ?甘い物でも買ってくる」
「あっ、私も行きます」
高校に上がる前はてっきり恋人同士になったんだと思ってたんだけどな。帰りは毎回家まで送ってくれるし、休み時間も一緒に過ごしていたみたいだし。二人の時間なんて山ほどあったはずなんだから言っちゃえば良かったのにどうして言わなかったんだか。
「気にしなくて良いよー、結華ちゃん。俺も丁度疲れた所だし晴人くんは任せて行っておいでー」
「慶に任せる事ほど頼りない物は無いだろ?甘い物でも買ってくる」
「あっ、私も行きます」