迷惑なんて思ってないよ
何で俺や凛太郎を見ても騒がないのか知りたくて同じ委員会に入ったり、放課後図書室に行くその子を付けたりと変人紛いな事をしていたある日の事。偶然、図書室で二人きりになる機会があったんだ。
俺は二人だけになってからどうしてなのかと問い掛けた。俺にとって幼い子供が海や空が青い理由を訊くような感覚だった。でも、その子は俺と同じように思っていなかったみたいでそっとしておいてほしいと泣き出してしまった。
俺の事を考えると胸がドキドキして、食事も喉が通らないし成績も落ちるしで散々だと怒られた。近寄らなかったのは他の女の子の近くにいる所を見たくなかったからだと。
どうしてくれるんだ、俺のせいだとその子は俺を責めた。次の日から学校に来なくなって一週間後、転校していった。その子が図書室を飛び出していったものだから、今も謝れないまま思い出として残っている。
俺は二人だけになってからどうしてなのかと問い掛けた。俺にとって幼い子供が海や空が青い理由を訊くような感覚だった。でも、その子は俺と同じように思っていなかったみたいでそっとしておいてほしいと泣き出してしまった。
俺の事を考えると胸がドキドキして、食事も喉が通らないし成績も落ちるしで散々だと怒られた。近寄らなかったのは他の女の子の近くにいる所を見たくなかったからだと。
どうしてくれるんだ、俺のせいだとその子は俺を責めた。次の日から学校に来なくなって一週間後、転校していった。その子が図書室を飛び出していったものだから、今も謝れないまま思い出として残っている。