迷惑なんて思ってないよ

何で断られた時の保証掛けてんだよ。恋人になりたい訳じゃないならこれからもお友達としてとかで良いだろ。何だよ、生まれ変わっても待ってるって。重たいって嫌われたらどうするんだよ。

「クスッ、凛太郎くんらしい」

「他に何かあっただろーよ！結婚を前提にーとかさー！」

「・・・姉ちゃんは良いの？」

「・・・うん。私も好きだから」

笑い出した柏崎さんと他に言葉があっただろうと責める慶太郎。慶太郎の気持ちは分かる。俺だって言った事を後悔している。でも、柏崎さんの笑顔に俺をバカにするような感情はなかった。